2019 年 7 巻 2 号 p. 25-35
目的:早期からの退院支援介入のためには、退院困難な要因を抽出することが必要であるが、小児患者の退院困難な要因は明らかにされていない。本研究の目的は、小児入院患者の退院を困難にしている要因を明らかにすることである。
方法:小児の退院支援の経験のある看護師18名に対し、半構造化面接調査を実施した。本研究は所属の倫理委員会の承認を得て実施した。
結果:患者要因として【栄養状態が悪化している子ども】【退院後に新しく医療的ケアの導入が必要な子ども】などの7カテゴリが、家族要因として【疾患の理解が難しい養育者】【子どもの病気と向き合うことが難しい養育者】【サポートできる家族・知人が少ない】【子どもへの関心が低い養育者】などの9カテゴリが抽出された。小児の退院困難な要因は、養育者の要因も含まれることが明らかとなった。
結論:小児入院患者の退院困難な要因、患者・家族要因として、合計16カテゴリが抽出された。