日本在宅看護学会誌
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研究
呼吸困難を抱えた看取り期の在宅療養がん患者と家族への訪問看護師による支援の実施状況と先行事例経験との関連
渡邉 和美大竹 まり子小林 淳子
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2019 年 7 巻 2 号 p. 44-52

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抄録

目的:呼吸困難を抱えた看取り期の在宅療養がん患者と家族への訪問看護師による支援の実施状況と先行事例経験との関連を明らかにする。

方法:自宅死亡割合の高い大都市の訪問看護事業所を対象に、患者への支援、家族への支援の実施状況を質問紙で調査した。呼吸困難を抱えながら看取り期まで在宅療養したがん患者の事例あり群と事例なし群を比較した。

結果:患者への支援において事例あり群はなし群に比べ、〔事前に緊急時の対応を医師と相談〕〔電話で症状緩和の指導〕〔すぐに患者宅へ訪問して対処〕〔患者の訴えを十分に聞く〕〔体位の工夫〕〔タッチング〕〔マッサージ〕の実施頻度が高かった。家族への支援において事例あり群はなし群に比べ、〔病状の変化をパンフレット等で説明〕〔呼吸停止後の連絡方法を説明〕〔状態の悪化に対する不安を受け止める〕〔食事量の変化に対する戸惑いを聞く〕〔家族1人1人に気持ちを聞く〕〔他の家族に看取りへの参加を呼びかける〕の実施頻度が高かった。

結論:症状悪化時の迅速な対応、非薬物療法による症状緩和、病状悪化を受容するための家族支援を実施していることが明らかとなった。

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© 2019 一般社団法人日本在宅看護学会
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