2020 年 9 巻 1 号 p. 32-44
目的:訪問看護認定看護師が初回訪問において療養者と関係を築くために実施している言動とその意図を明らかにすることである。
方法:訪問看護認定看護師の資格を持った看護師15名に対し、半構造化面接を行い、質的記述的に分析を行った。
結果:初回訪問で関係を築くために実施している言動と意図について、①自宅に到着するまでは、【療養者の状況を知るために療養者の全体像を捉える】など4カテゴリ、②自宅に到着し療養者に対面するまでは、【療養者の生活状況を知るために暮らしぶりを捉える】など3カテゴリ、③療養者に対面した時は、【療養者の健康状態から心身の特徴を捉える】など7カテゴリが抽出された。
結論:訪問看護認定看護師は3つの時期で療養者の暮らしぶりや心身の特徴を捉えながらニーズを模索していた。そして、人間関係を築くためだけでなく、訪問看護サービスの開始、契約に結びつなげるための言動と意図があったと考えられた。