目的:在宅ケアの多職種連携における訪問看護師の役割認識について、訪問看護師と他職種からの認識とその差を明らかにする。
方法:研究対象は在宅ケアに従事している訪問看護師、訪問療法士、在宅訪問管理栄養士、訪問介護職とした。訪問看護師の役割の調査項目精錬のため、2段階のデルファイ法により、多職種連携の際の役割を調査した。次に、訪問看護師の役割の項目について、訪問看護師の認識と他職種からの認識を比較するために小項目ごとにχ2検定にて検討した。
結果:訪問看護師の役割として141項目が抽出された。看護師と他職種で役割の認識に有意差があったのは、認知症高齢者に対する項目全般、要介護高齢者、終末期患者の症状変化への対処方法を他職種に説明する項目、清潔援助の項目等であった。
結論:効率的に少ない人数での連携支援には、自職種の役割として担っている内容を、他職種に認識されるよう努めることが必要と考えられた。