2021 年 9 巻 2 号 p. 77-87
目的:重度要介護利用者を支援している訪問看護師と訪問介護員(以下、ホームヘルパー)の支援の過程において、両者が協働していると認識した状況を明らかにする。
方法 :重度要介護高齢者を支援する訪問看護師3名、ホームヘルパー6名の合計9名に半構成化面接を実施して質的記述的に分析した。
結果 :訪問看護師は『ホームヘルパーと直接やり取りし情報共有』のため、『ホームヘルパーと直接の連絡』を取ること、家族の不安に対し『ホームヘルパーにより家族の信頼と安心』があり、協働と認識していた。ホームヘルパーは医療のことに不安を感じ『訪問看護師による要介護高齢者・家族・ホームヘルパーの安心』を得て、『ホームヘルパーの医療における役割の明確』『訪問看護師に直接、情報を報告』『訪問看護師から処置の依頼』を協働と認識していた。
結論 :訪問看護師とホームヘルパーは直接やり取りをすること、援助に対し家族の信頼を得ていること、自身の役割を明確にし連携することに協働していると認識する。