抄録
目的:脳卒中リハビリテーション看護認定看護師(以下SRN)が活用の必要性を認識している,脳卒中患者に対する脳神経のフィジカルアセスメント項目を明らかにし,臨床現場において望まれる実施到達度とその項目について検討することである.
方法:デルファイ法を用いて,全国のSRN 126名に,郵送にて質問紙調査を3回行った.内容的妥当性と信頼性を検討した脳神経の診査40項目について調査し,コンセンサスを示す同意率は51%に設定した.
結果:第1回調査105名・第2回調査86名・第3回調査87名から返信があり,実践レベルでは急性期30項目・回復期23項目,アセスメントレベルでは急性期8項目・回復期7項目がコンセンサスを得た.
結論:実践レベルが選択された項目は,看護師が臨床場面で正常・異常の判断を行うことが必要な項目であり,アセスメントレベルが選択された項目は,多職種の情報を共有することが可能な項目であることが示唆された.