日本看護科学会誌
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原著
キャリア中期にある看護職者のキャリア発達における停滞に関する検討
関 美佐
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2015 年 35 巻 p. 101-110

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抄録
目的:キャリア中期にある看護職者のキャリア発達の停滞において生じている現象,および停滞後の過程を明らかにする.
方法:A病院に勤務する臨床経験10年以上の看護職者8名に半構成的面接を実施し,グラウンデッド・セオリー・アプローチにて分析した.
結果:《仕事の達成感》のなさからキャリアの停滞を経験した看護職者は,帰結である《目標に向けての踏み出し》または《現状の受け入れ》に至っていた.その過程は一様ではなく,なかでも【踏み出すきっかけの模索】を機に大きく分岐していた.きっかけを模索・活用し,《目標に向けての踏み出し》に至る看護職者は,《方向性を確認》し,目標を見出すことで停滞から抜け出して前に踏み出そうとしていた.一方,きっかけを模索・活用しないまま,《現状の受け入れ》に至る看護職者は《方向性の迷い》を割り切り,現状の役割に意味を見出すことで停滞している自分との折り合いをつけようとしていた.
考察:キャリア発達過程における停滞は一様ではない.個々の看護職者がキャリアに何を求め,どのような過程および段階に停滞しているかを把握した上で,適切な組織的支援を行う必要があることが示唆された.
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© 2015 公益社団法人日本看護科学学会
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