2019 年 39 巻 p. 59-67
目的:卒後1~3年の看護師の手術看護の経験を可視化する.
方法:対象者7名に半構造化面接を行い,リースマンのナラティヴ分析を用いて分析した.
結果:対象者7名が語る手術看護の経験は,【患者の辛さや不安な思いを気遣う関わり】【患者の思いの理解と信頼関係が大事だという気付き】【患者の立場に立って気付く倫理的配慮の必要性】【受け持ち看護師である自覚】【器械出しが出来ないやりきれなさと患者を救う看護だという気付き】【患者の安全を守る責任と役割を果たすための努力】【手術看護が出来たという実感】【手術看護を行うことで気付いた手術看護の魅力】【患者との関わりから得る達成感と励み】の9テーマであった.
結論:卒後1~3年の看護師は,十分に看護が実践出来ないと感じながらも,日々の手術看護の経験を通して,看護の意味を見出し,やりがいを感じながら,手術看護における技術の向上を目指していた.