目的:遺伝看護の実践能力を測定する尺度を開発し,信頼性と妥当性を検討した.
方法:先行研究から遺伝看護実践能力尺度を作成した.調査1では内容的妥当性と表面的妥当性,調査2では対象者293名のデータで信頼性,併存的妥当性,既知集団妥当性の分析,モデル適合度の検定をおこなった.
結果:内容的妥当性,表面的妥当性の検討により,6因子21項目の尺度が作成された.尺度全体のCronbach’s α係数は .96であり,信頼性が確認された.既知集団妥当性では,遺伝医療・看護の勉強会参加経験「あり」群と「なし」群を比較し,1%水準で参加経験「あり」群の総得点が高かった.また6因子21項目の仮設モデルの適合度を確認的因子分析で検討し,容認できる整合性を認めた.
結論:遺伝看護実践能力尺度21項目6因子構造を開発し,概ね信頼性と妥当性が確保できた.