日本看護科学会誌
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原著
重症心身障害児(者)施設に勤務する看護師の離職意思と倫理的悩みの関連
―ワーク・エンゲイジメントによる媒介効果に着目して―
三枝 享, 芳賀 了, 齊藤 啓貴, 山田 光子
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2024 年 44 巻 p. 796-806

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抄録

目的:重症心身障害児(者)(重症児者)施設の看護師を対象に,離職意思と倫理的悩みとの関連,およびワーク・エンゲイジメント(WE)の媒介効果を検証する.

方法:58か所の重症児者施設の看護師を対象に,個人特性,離職意思,倫理的悩み,WEを尋ねるWeb調査を実施した.分析は記述統計,相関分析,構造方程式モデリング(SEM)を行った.SEMでは仮説モデルを構築した後に適合度指標を基にモデルの改良を行なった.

結果:144名を分析対象とした.相関分析では離職意思は倫理的悩みとは正の相関が,WEとは負の相関が示された.SEMでは仮説の通り倫理的悩みは看護師の離職意思を高め,WEがその関連を部分的に媒介し倫理的悩みから離職意思の影響を軽減した.

結論:重症児者を看護する看護師の人材確保のためには,倫理的悩みを軽減するアプローチの他にも,WEを高める組織作りが重要と示唆された.

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