目的:看護師の多重課題遂行能力尺度―内科系・外科系病棟看護師用―を開発する.
方法:インタビュー調査に基づき尺度原案を作成した.内科系・外科系病棟に勤務する看護師1,602名を対象に質問紙調査を実施し,信頼性と妥当性を検証した.
結果:回収数は1,101名(回収率68.7%)であり有効回答を得た825名を分析対象とした.因子分析の結果,7因子37項目が抽出された.モデル適合度はGFI = .889,AGFI = .872,CFI = .889,RMSEA = .048であり構成概念妥当性が確認され,既存尺度との相関係数はr = .722であり併存的妥当性が確認された.尺度全体のCronbach α係数はα = .93であり内的整合性が確認され,級内相関係数はr = .853であり安定性が確認された.
結論:看護師の多重課題遂行能力尺度―内科系・外科系病棟看護師用―の信頼性と妥当性が検証された.