日本看護科学会誌
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COVID-19感染拡大が日本看護科学学会会員の研究活動に与えた影響:COVID-19看護研究等対策委員会の活動成果から考える研究・学術推進
吉永 尚紀須釜 淳子加澤 佳奈池田 真理新福 洋子田中 マキ子友滝 愛仲上 豪二朗深堀 浩樹横田 慎一郎
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2025 年 45 巻 p. 189-199

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抄録

COVID-19の感染拡大は,個人から社会全体に至るまで多岐にわたり深刻な影響をもたらした.日本看護科学学会COVID-19看護研究等対策委員会は,COVID-19拡大により生活が一変した社会において,学会として講じるべき対策を検討し,実践することを目的とした時限的な活動を行う委員会として設置された.主な活動は次の3つである:①新型コロナウイルス感染症による日本看護科学学会会員の研究活動への影響と学会に求める支援に関する調査;②取得済み調査データの二次分析・論文執筆を行う学会主導型分担研究プロジェクトの企画・支援;③調査で取得した匿名化個票データの二次利用可能化.本稿では,当委員会が行った活動とその成果を次世代に継承するべく,これらの一連の活動の概要を報告する.また,COVID-19を乗り越えた社会における看護学の研究・学術推進に向けた示唆についても言及したい.

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