2025 年 45 巻 p. 877-888
目的:急性期病院における注射薬調製時の看護師によるチェック方法の実態と効果的なチェック行動を阻害する特性に対する病棟看護師と医療安全管理者の認識を明らかする.
方法:全国126病院の病棟看護師と医療安全管理者に質問紙調査を実施した.
結果:病棟看護師1,190名,医療安全管理者100名から回答を得た.病棟での調製時のチェック方法は14種類以上であり,2人チェックは調製時の照合場面で64.4%(独立型33.5%,依存型30.9%)であり,計算場面で95.2%(独立型30.1%,依存型65.1%)であった.種々のチェック方法により責任感の欠如,チェック所要時間の増大,作業中断等の阻害特性の認識に違いがあり,病棟看護師と医療安全管理者の認識にも違いがあった.
結論:効果的なチェック行動を阻害する特性を低減するチェック方法で確認することによりエラー防止につながる可能性があることが示唆された.