財団法人日本環境整備教育センター調査研究グループ
2008 年 39 巻 5 号 p. 321-329
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自然環境の厳しい山岳地域のトイレにおけるし尿の処理,処分は不十分であり,その実態の把握が十分ではなかった.これに対し,富士山などを例とした実態調査結果を明らかにした.現在,自然環境の保全,利用者の快適性のため,様々な技術が導入され,実証されており,その実証の過程で得られた知見を基に,山岳トイレ技術を分類した.また,山岳トイレに必要な諸条件を整理し,山小屋,利用者が処理技術に求めるもの,それを評価する制度の必要性を提言した.これらの技術が多くの自然環境エリアに適用されることが期待されている.
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