におい・かおり環境学会誌
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特集(香辛料・香草とそのかおり)
シソ科ハーブの香りについて考える
佐川 岳人
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2014 年 45 巻 2 号 p. 108-118

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抄録

今やシソ科のハーブは,もっとも親しみやすいハーブとなっている.そこで,ローズマリーとスィートバジルという代表的な2種類のシソ科ハーブを例にして,簡単な官能評価と関連付けながら香りの評価を行う上でのアプローチ方法や考え方についてまとめた.また,ローズマリーの楯状腺毛は,存在する場所によって蓄積されている精油中の香気成分バランスが異なるという植物学上の面白い特徴や,スィートバジルの葉を乾燥する際に乾燥工程で発生する2次的な香気成分と,香気特徴に対する影響も紹介する.

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© 2014 (社)におい・かおり環境協会
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