におい・かおり環境学会誌
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特集(最先端センサーMSS(膜型表面応力センサー)の動向について)
においのデータ駆動型解析─MSS,機能性ナノ粒子,機械学習による定量予測─
柴 弘太田村 亮
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2018 年 49 巻 5 号 p. 305-314

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抄録

本稿では,複雑な混合気体であるにおいから,特定の情報を定量的に抽出する手法について紹介する.本手法は,膜型表面応力センサ(MSS),表面特性の異なる機能性ナノ粒子,機械学習からなり,これらを効果的に融合することで精度の高い推定を実現した.一例として,お酒のにおいに基づくアルコール度数の高精度推定について述べる.加えて,水,エタノール,メタノールの混合溶液のにおいから,各成分濃度を推定する研究についても紹介する.

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© 2018 (社)におい・かおり環境協会
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