産業保健法学会誌
Online ISSN : 2758-2574
Print ISSN : 2758-2566
特集:テレワーク定着化にむけた健康管理・労務管理上の課題と法
4 在宅勤務制度の利用促進に関連する職務特性
―制度利用に対する公正知覚に影響する要因―
細見 正樹藤本 哲史
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2022 年 1 巻 2 号 p. 24-32

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抄録
本研究は、ワーク・ライフ・バランスの研究および衡平理論に基づき、在宅勤務制度の利用者が出現した場合に、どのような職場環境であれば同僚従業員の公平知覚が高まるか研究した。質問紙調査を分析した結果、職務自由度および仕事の複雑性は、在宅勤務制度の利用者に対する公正知覚を高めた。また、職務の相互依存性が高いと、職務自由度と公正知覚の関係および仕事の複雑性と公正知覚の関係を強めた。
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© 2022 一般社団法人日本産業保健法学会
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