産業保健法学会誌
Online ISSN : 2758-2574
Print ISSN : 2758-2566
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座談会
原著論文
  • ~法定外健康情報の取扱いの適正化へ向けた序論~
    泉 陽子, 菰口 高志, 立道 昌幸, 三柴 丈典
    2023 年 2 巻 2 号 p. 21-32
    発行日: 2023/12/30
    公開日: 2023/12/21
    ジャーナル フリー
    国の第4期がん対策推進基本計画では、職域のがん対策、特にがん検診の推進が重視され、受診率の向上や精密検査受診率の向上が課題となっている。一方で、制度上、事業者のがん検診実施はあくまで任意であり、またがん検診結果のような健康情報に関し、個人情報保護法、労働法等に照らした適正な取扱いについて必ずしも見解の一致が見られるわけではない状況にある。このため本稿では、職域のがん検診に関する現状を考察したうえで、健康情報の取扱いを中心に、現行法制度のもとでの課題解決のための論点や方向性を提示した。
判例紹介/判例研究
文献紹介
労働行政の動向
  • 安井 省侍郎
    2023 年 2 巻 2 号 p. 61-69
    発行日: 2023/12/30
    公開日: 2023/12/21
    ジャーナル フリー
    本稿は、労働安全衛生法による新たな化学物質管理を概説する。従来の化学物質管理では、限られた化学物質を対象とし、特別規則により詳細な措置を規定し、その遵守を求めている。一方、新たな管理では、危険性・有害性を有する化学物質全てを対象とし、事業者が自ら行ったリスクアセスメントの結果に基づき、ばく露防止のために講ずべき措置を決定し、実施することにより、労働者が化学物質にばく露する程度を最小限度とすることを求める。これにより、化学物質による健康障害を包括的に防止することを目指している。
事例検討
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