産業保健法学会誌
Online ISSN : 2758-2574
Print ISSN : 2758-2566
模擬裁判
テレワーク・遠隔産業保健・復職判定等が問題となる事例について
倉重 公太朗黒澤 一森口 次郎向井 蘭江口 尚岡田 俊宏鎌田 直樹
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2023 年 2 巻 1 号 p. 213-220

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抄録
この模擬裁判のセッションでは、オンライン面談の是非、会社及び対応の妥当性、労働者自身のリハビリ勤務に対する非協力などにつき、労働者側弁護士、主治医、会社側弁護士、産業医、総括コメンテーター(産業医)それぞれの立場から討議がなされた。議論を通じ、法学と医学それぞれの立場の違いから、事案に対する見方や考え方の違いがあることが浮かび上がり、また「より良い産業保健対応」という目的の観点からは、立場の相違なく、むしろ普段の実務においても、法律職と医療職がより協同することが「より良い産業保健対応」につながるという実感を共有し得るセッションとなった。
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© 2023 一般社団法人日本産業保健法学会
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