抄録
目的:眼科不定愁訴に対応する相談室の利用者記録の分析から相談や対応の状況を把握し, 成果や今後の課題を検討すること。
方法:対象者34名の基本情報, 相談内容および相談室の対応について分類し, 傾向を調べた。
結果:利用者の約8割は女性だった。眼瞼痙攣や術後不適応などの患者が多くを占めた。「診断・治療」と「受けとめの心理」に関わる相談が多く,「不安傾聴と助言」「疾患の説明」といった形で対応していた。
考察:利用者は疾患とその付き合い方についての十分な説明と, 周囲から理解されることを求めていた。患者の病の語りに対応できる眼科専門職による相談室は一定の効果を上げていると考えられた。より多くの患者に対応できる体制づ
くりを進める必要があると思われた。