理論応用力学講演会 講演論文集
第53回理論応用力学講演会 講演論文集
セッションID: 2B3
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OS14:回転成層流体における流れの不安定性と乱流
低気圧の発達における対流加熱と傾圧不安定との相互作用の数値実験
*柳瀬 亘新野 宏
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抄録
高緯度にはポーラーロウ(PL)と呼ばれる水平スケール200_から_1000kmの低気圧が頻繁に発生する。気象衛星で観測されるポーラーロウは、スパイラル状やコンマ状など多様な雲パターンを示すため、その発達機構はこれまで多くの気象学者の関心を集めてきた。PLの発達機構の有力な候補として、対流加熱と傾圧不安定との相互作用が指摘されている。本研究ではこの発達機構を調べるため、南北温度勾配と湿潤過程だけを考慮した単純化した環境場内での低気圧の発達に関して3次元数値実験を行なった。温度勾配がない時には軸対称のスパイラル状の渦、温度勾配が強い時にはコンマ状の渦が発達するという違いが見られた。温度勾配が弱い時には、弱い非軸対称構造を持つPLが北向きに移動するという新しい現象が見られた。
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© 2004 日本学術会議メカニクス·構造研究連絡委員会
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