理論応用力学講演会 講演論文集
第59回理論応用力学講演会
セッションID: 2C11
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OS4 自己相互作用流体の物理現象と数学解析
ヒッグス場の特異解について(III)
-標準模型ヒッグス・ボソンの相転移と結晶化-
*北澤 一善
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抄録

標準模型ヒッグス・ボソンの相転移と結晶化について、強く束縛されたフェルミオン(トップクオーク)-反フェルミオン(反トップクオーク)対がベクトル粒子と交換する過程に関し素朴な相対論的エネルギー式、及びベーテ-サルピ-タ方程式(BS)により検討する。我々はBSのよく知られた連続スペクトル解は棄却されるべきでなく、交換したグルーオンのプロパゲータを表すものと解釈すべきと考える。その結果、標準模型ヒッグス・ボソンはそれぞれ2個のグルーオン(グルーボール)から構成される多数のメゾンから構築されることが理解されよう。我々は標準模型ヒッグス・ボソンが最終的に、自身の組成がそれぞれ保有する色電荷「価数」によって、あるフラーレン形状に結晶化すると予想する。かくして標準模型ヒッグス・ボソンの相転移は、結晶化前の近傍同粒子から「融解熱」を付与され、tr-O(切頂八面体)構造の状態に転移することで終結する。

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© 2010 社団法人日本建築学会
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