主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
目的: 2009年台風18号は,知多半島付近に上陸後、東海・関東・東北地方を縦断し,三陸沖で温帯低気圧になった. この間,同台風による被害は日本全国31道府県におよび,広い範囲で住家などに強風被害が出た. 本研究では、地形特性(沿岸域・平野部・盆地・山地など)が強風に及ぼす影響に焦点を当て,考察するものである. 方法: より現実的な高解像度の地形データをWRFモデルに組み込み,さらにウィンドプロファイラ観測データを同化させ, 近畿・東海地方における気象台・アメダス観測網との比較により整合的な風速・風向の鉛直分布が得られていることを確認する. さらにモデル内領域において面的に気圧傾度力の効果を収支解析することにより,地形特性が強風域形成に与える影響を定量的に評価する.