主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 日本機械学会, 日本気象学会, 日本地震工学会, 日本物理学会, 農業農村工学会, 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会
本研究はアスペクト比の非常に大きな領域における自由表面問題を含む流れに 適した数値計算法の開発を目的としている。アスペクト比の非常に大きな領域 における自由表面を含む流れで防災や災害に関連するものの代表として、河川 の流れがある。著者らは、細長い領域内の流れを効率的に解く方法として、そ ういった流れが主に1次元流れで支配されることに着目して、1次元流れとそ れからのずれという形で数値的に取り扱う方法を提案して、細長いパイプ内の 非圧縮性流れに適用して良好な結果を得た。本研究では、この方法を自由表面 を含む流れに拡張し、河川の流れのシミュレーションを行った。さらに合流が ある河川や、大きな曲率をもった河川の流れについても計算法の有効性を確か めた。