理論応用力学講演会 講演論文集
第63回理論応用力学講演会
セッションID: OS06-OS14-07-04
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OS06/OS14 合同 メンテナンスのための力学問題と逆解析/逆問題解析とデータ同化の新展開
逐次データ同化を用いた沈み込み帯プレート境界巨大地震の予測手法
*堀 高峰兵藤 守中田 令子日吉 善久有吉 慶介宮崎 真一金田 義行
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抄録

沈み込み帯におけるプレート境界地震を予測するための手法を提案する。地震の予測は一般に、発生時・規模など地震そのものの情報だけが出力となるが、この手法では、プレート境界面でのすべりの時空間変化で地震をモデル化し、地震に至るまでの準備過程全体を予測の対象とする。とはいえ、地震発生の数理モデルはあるものの不完全であり、また観測データも非常に限られていると同時に過去にさかのぼるほど誤差も大きくなる。こうした予測の困難さに対処する1つの手段として、逐次データ同化手法を取り入れる。データとしては、プレート境界でのすべりの時空間変化を表す地殻変動を用いる。我々は、この予測手法を適用したプロトタイプを南海トラフにおける海溝型巨大地震を対象として構築し、毎週更新される地殻変動データとの同化実験を行っている。

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© 2014 一般社団法人日本機械学会
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