主催: 日本学術会議 「機械工学委員会,土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 自動車技術会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本計算数理工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本混相流学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 農業農村工学会, 力学アカデミー
ヘリシティの保存は流体要素のリラベリング対称性からNoetherの定理を用いて導出されることが知られている.本研究では近年発見された相対論的ヘリシティが非相対論のとき同様にNoetherの定理から導出されることを示した.この証明過程において,ヘリシティの保存はLagrange座標においては保存流(Noether current)の形で書かれるが,Euler座標に変換すると保存流としては書かれないことが分かった.これは相対論においてLagrange座標における空間積分がEuler座標では時空間の入り混じった3次元積分に変換されるためである.また相対論的MHDのLagrange表現を定式化し,相対論的クロスヘリシティが同様にNoetherの定理から導出されることを示した.