ヒルベルト空間の直交分解に着目した半無限弾性波動場に局在する媒質の揺らぎのインバージョン

東平 光生; 深井 優樹

doi:10.11345/japannctam.63.0_75

第63回理論応用力学講演会

セッションID: OS07-04-03

DOI https://doi.org/10.11345/japannctam.63.0_75

会議情報

主催: 日本学術会議　「機械工学委員会，土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」

共催: 応用物理学会, 化学工学会, 自動車技術会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本計算数理工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本混相流学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 農業農村工学会, 力学アカデミー

OS07 波動現象の数理とその応用

ヒルベルト空間の直交分解に着目した半無限弾性波動場に局在する媒質の揺らぎのインバージョン

東平光生, *深井優樹

著者情報

キーワード: インバージョン, 半無限弾性体, ヒルベルト空間

会議録・要旨集フリー

詳細

抄録

半無限弾性波動場中に局在する媒質の揺らぎの再構成の解析をヒルベルト空間の直交分解定理に着目して行う．まず，半無限弾性波動場に設置した観測領域と振源領域を用いて，観測散乱波と振源情報を結びつける散乱テンソルを定義する．そして観測領域での波動場をヒルベルト空間と見なし，観測散乱波の集合をそのヒルベルト空間の
部分空間と考える，定義したヒルベルト空間は散乱テンソルの値域と散乱テンソルの共役演算子の核空間で直交分解されることを利用して，前述のヒルベルト空間から散乱テンソルの値域への射影演算子を定義する．媒質の揺らぎの再構成は，プロービングポイントからのグリーンと射影演算子の積のノルムに着目して行う．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）