理論応用力学講演会 講演論文集
第63回理論応用力学講演会
セッションID: OS10-04
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OS10 CAE を利用した建築設計・生産の合理化
遺伝的アルゴリズムを用いたスラブ支保工及び型枠の早期解体工法に関する検討
*木下 拓也水島 靖典玉井 勝士平 将次郎
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抄録

最適化アルゴリズムを利用した建築施工プロセスの合理化手法について検討を行う。一般的なRC造建物の床スラブ構築時には、コンクリート強度が十分発現するまで支保工(サポート部材)を長期間残置させる必要がある。このような支保工残置位置は、これまでは簡易な構造的検討に基づいて定められてきたため、比較的大きな安全率を見込まなければならなかった。本提案では、3次元有限要素解析により、スラブに生じる曲げモーメント等の応答を詳細に評価する。さらに、多目的遺伝的アルゴリズムを用いて、各施工ステップにおいてたわみとひび割れモーメントを許容値以下としながら、かつ残置支保工の数を最小とするような配置パターンを求め、施工プロセス合理化を図る。

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© 2014 一般社団法人日本機械学会
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