主催: 日本学術会議 メカニクス・構造研究連絡委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 土木学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本数値流体力学会, 日本造船学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会, 無機マテリアル学会
p. 58
本報告では、抵抗器とインダクタにより減衰性能が改善された圧電材料によるダンパー(圧電ダンパー)を有する片持ちはり試験体を対象とした自由振動実験を実施し、その特性について検証する。実験結果より、1)抵抗器とインダクタから成る回路を8枚の圧電セラミクスに接続することで、付加される減衰は、抵抗値に非常に強く依存する。また、ある抵抗値を接続することで、最大h=4(%)程度の減衰定数を示す。2)このダンパーを有する系の一次固有周期は、抵抗値に依存して変動する。特に最大減衰を示す領域で急激に変化する。ことが検証された。