抄録
本研究は「からだ気づき」の典型教材の有効性を検討することを大きな目的にしている。乳幼児から小中高大の教育及び看護のリカレント教育において, 「からだ気づき」教材をもとに組んだプログラムの検証を行った結果, いくつかの典型教材が選定された。今回は, その中でも「自然探索」並びに「卵は立つ?」の教材を取り上げ, 教員養成系と看護系の学生, 及び看護指導者を対象としてラベルワークによる参画型の授業を実践し, 新たな授業方法を提案することを主目的とした。その結果, 「自然探索」では実践前後におけるからだへの意識が変容し, 「卵は立つ?」では「できること」, 「かかわること」への意識や指導者としての視点の高まりが確認できた。このラベルワーク法では, 受講者が主体的に授業に参画する仕組みが加味されるとともに, 認識面での強化が意図される簡便で効率的な指導方法であるなどの知見を得た。