2025 年 54 巻 2 号 p. 167-183
本研究では,夷藤・中村 (2019)で示された動的な一般化双曲型(generalized hyperbolic)非対称t接合関数とIto and Yoshiba (2025)で示された動的なAzzalini–Capitanio非対称t接合関数の構築と推定方法を整理する.そのうえで,TOPIX33業種から2つの3業種グループを選択し,その15年間の週次株価収益率を用いた実証分析を行う.その結果,裾従属性と非対称性が有意になるほか,相関行列について固定するよりも動的にモデリングした方が情報量規準の観点から選択される傾向にあることを示す.