応用統計学
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コクランのQ検定の一般化について
津村 善郎平川 孝三郎
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1972 年 2 巻 1 号 p. 31-48

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抄録
薬を与えるなどの処理効果の検定は,(1)レスポンスが量的に測定できなかったり,測定できても詳しい数値に重要な意味がなく,いくつかのカテゴリーに分類される(2)カテゴリーは,好ましい状態~好ましくない状態というように順序づけされる場合と順序づけされない場合とある(3)入間,動物を被験体とするため標本はあまり大きくできない(4)反応に個体差がかなりあるなどの条件の下で考えなければならないことが多い.被験体をブロックとする対応のある標本によって,1次元2分類データの場合をCochranが取り扱った.本稿ではこれを3分類以上の場合に拡張した結果について述べる.
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