家庭電気製品22種について,それぞれの購入先選択理由(10個)を調査したデータをもとにして,購入先選択理由の似た製品同志は距離が小さく,購入先選択理由の似ていない製品同志は距離が大きくなるような,製品の多次元的配置を,多次元尺度構成法によって求めた.結果は,3次元の配置となり,3本の軸は,それぞれ(1)価格(2)品揃え(3)人間関係,アフターサービスという解釈が与えられた.また製品の多次元的配置において,たがいに近くに位置している製品をまとめることによって,22種の製品を6個のグループに分類することができた.
製品の多次元的配置は,(1)製品間の購入先選択理由の違いを示す指標をKendall順位相関係数をもとに作り,(2)この指標を,Kruskalの多次元尺度構成法で分析することによって得た.
この計算手続の特徴は,計量心理学でのperceptual structureに個人差がある場合の分析方法と同様の効果を持っていることである.
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