2026 年 22 巻 1 号 p. 71-92
高校生等を対象とする改訂・学習指導要領が2022年度より実施されている。同年度入学の1期生は,生徒指導要録に「観点別学習状況の評価」欄が設けられた。本稿では,大学進学への意欲が高い生徒を対象に,2024年度末にかけて同評価に関するアンケート調査を行った。質問項目は,同評価に関する全般的な質問と大学入学者選抜への活用可能性,及び各観点に関する質問である。その結果,同評価の評価方法や大学入学者選抜への活用に対して,多くは批判的であった。各観点については,「知識・技能」「思考・判断・表現」は肯定的だったものの,「主体的に学習に取り組む態度」は他観点と比較して肯定度は低く,これは著者らが教員対象に実施した同調査と類似した傾向がうかがえた。