2007 年 3 巻 1 号 p. 91-97
新潟大学では2005年度より新しい英語教育カリキュラムを導入し,1年生を対象に全学的にTOEIC IPテストを実施した.本稿では,TOEIC IPの結果,センター試験ならびに「共通英語」の成績との関連を検討した.TOEICの成績とセンター試験,共通英語の成績の関連については,TOEICの合計点とセンター試験の得点間に.62の相関,共通英語とTOEICの合計点間に.32の相関があったが,共通英語とTOEICの各技能(或いは合計点)との相関は,教員や習熟度別クラスによりばらつきがみられた.またセンター試験を独立変数,TOEIC合計得点を従属変数とした回帰分析では,教員別で.85,クラス別で.81の決定係数が得られた.教員の特性や学生の習熟度などに関して,特徴的なクラスをピックアップするための資料としてこれらの結果を利用できることが示された.