視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム・抄録集
第20回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 in 九州
セッションID: SP1
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特別講演1
鳴り響け「長崎の鐘」
-平和は長崎から-
*矢嶋 良一
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抄録

1 無謀な戦争の帰結は原爆投下
(1) 米軍の原爆投下で廃墟と化した長崎(1945年8月9日)
(2) 生き残った人々も原爆後障害によって肉体的、精神的、社会的にも筆舌に尽くしがたい苦しみを味わう
2 核大国の米ソ(ロシア)へ「長崎の鐘」を贈ろう
(1) 米ソの核軍拡競争に警鐘を乱打、核戦争阻止
(2)「平和の鐘」は日本、米国、ロシア、中国で、今も鳴り響く
3 非暴力による「反核9の日座り込み行動」
(1) 欠陥原子力船「むつ」廃船、核兵器をなくすまで「座り込み行動」を展開(強い意思)
(2) 32年間継続、市民の広場(被爆者、被爆体験者、勤労者、市民、高校生)実現
4 「核のない世界」をめざして
(1) 核軍拡競争から核軍縮、核のない世界へ
(2) 2010年5月、核拡散防止条約(NPT)再検討会議で一歩前進
5 核と人類は共存できない
(1) 地震王国日本、原子力発電所54基、活断層の上に原子力発電所
(2) 地震や津波は天災だが、東京電力福島第一発電所の重大事故は人災(安全神話の完全な崩壊)
6 平和な社会とは(戦争がないと言うだけでは不充分)
(1) 暴力、差別、貧困などがなく、命を大切にする社会
(2) 相手のことも考え、共に生き共に助け合う社会
7 終わりに
 かつて私は、坂田少年と出会って心を打たれ、高校球児の選手宣誓に感動した。未曾有の巨大地震と原発震災で被災された人々の姿を、新聞、テレビで見る時、自分に何ができるのかと問う。自然にあの詩が浮かんでくる。

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© 2011 視覚障害リハビリテーション協会
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