主催: 日本文化人類学会
著者所属:32519
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近年の石油価格高騰を受けてアラスカ先住民グィッチンのサケ漁に生じたふたつの変化、すなわちフィッシュキャンプの復活および忌避されていた漁獲分配時の金銭授受の出現について報告し考察を試みる。ともに同じ状況への対応策であるが、前者は伝統の復活、後者は伝統ルールの封印という一見正反対のかたちをとる。かれらが伝統的生活手法を柔軟に「出し入れ」しながら、危機を乗り切ろうとしていることがうかがえる。
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