主催: 日本文化人類学会
名古屋市立大学
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東ティモールの村落共同体における和解儀礼の変容について考察する。ある村において住民投票前の1999年7月、長老たちの仲介により独立派と反独立派の和解儀礼がおこなわれた。この和解の試みが失敗に終わったのは「儀礼の手順を間違えたため」と人々は説明する。この人々の認識の背景には、儀礼的権威の世俗権力に対する優位性があると同時に、同様の理解が国家和解委員会の和解手続きにもみられることを指摘する。
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