日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第43回研究大会
セッションID: H-9
会議情報

【分科会】 旧南洋群島における日本統治経験 ―文化的同化政策と現地住民―
国家アイデンティティとパラオ・ナショナリズム
日本統治経験の現代的意味
三田 貴
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

近代国家制度が本格的に浸透した日本統治時代のパラオでは、パラオ人の間でも日本に対する国家アイデンティティが意識された。戦後の脱植民地化の過程でパラオ・ナショナリズムが本格的に始動したが、それでも日本統治時代を経験したパラオ人の日本への「思い」は継続し、現代の親日言説へとつながっている。本発表では、パラオ人の国家アイデンティティとナショナリズムの観点から、日本統治経験とその現代的意味を考察する。

著者関連情報
© 2009 author
前の記事 次の記事
feedback
Top