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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
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第4回 人類学関連学会協議会合同シンポジウム
「飽くなき食への希求をめぐって」
〈趣旨説明〉 飽くなき食への希求をめぐって
曽我 亨
セッションID: S-1
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.1.0
会議録・要旨集
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(59K)
栄養ストレスによる老化制御と疾病予防
甲田 勝康
セッションID: S-2
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.2.0
会議録・要旨集
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(84K)
倹約遺伝子に見いだされたヒト化に伴うゲノム進化
竹中 晃子
セッションID: S-3
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.3.0
会議録・要旨集
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(74K)
肉食の忌避という虚構
―動物考古学からの視点―
松井 章
セッションID: S-4
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.4.0
会議録・要旨集
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(93K)
文化としての食とその変化
―インドネシアの事例から―
阿良田 麻里子
セッションID: S-5
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.5.0
会議録・要旨集
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(72K)
A会場 (5月30日)
個人発表
植民地期インドのパンジャーブ学派
イギリス社会人類学界のパイオニアとして
三瀬 利之
セッションID: A-1
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.6.0
会議録・要旨集
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現代人類学史では、マリノフスキイによって確立されたフィールドワークの先駆的な形態は、1900年前後のケンブリッジ大学系の一連の探検調査にあるとされてきた。しかし本発表では、「パンジャーブ学派」と形容される植民地インドのスーパーエリート官僚に注目し、彼らの「科学的行政」の一環として行われた1870年代の社会調査にこそ、近代的なフィールドワークの最初の実験的な試みがあったという可能性を検証する。
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(67K)
現代ブータンにおけるナショナリズムと環境主義
自然環境保護をめぐる文化の政治
宮本 万里
セッションID: A-2
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.7.0
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森林放牧や焼畑耕作を環境破壊の原因とするグローバルな環境言説の影響の下、近年のブータンでは牧畜民による森林放牧や、焼畑耕作の習慣が、「自然保護への脅威」として規制されつつある。発表ではブータンの国立公園内の村落で実施した現地調査をもとに、「自然環境保護」をめぐる価値の政治を示すとともに、政府の描く「環境にやさしい」、理想の「ブータン人」像に対する人々からの多元的な問い直しの過程と、新たな自己像の再構築へ向けた営為とを描き出す。
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(88K)
宝石というモノの価格を操作する商人の試み
カトマンズの観光市場タメルにおける宝飾商人の事例から
渡部 瑞希
セッションID: A-3
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.8.0
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本発表の目的は、タメルで宝飾店を構えるホスト(小売店主)とツーリストの価格交渉の過程から、従来のバザール経済論で確認された「売り手と買い手の(顧客)関係に基づく価格相場」とは異なる価格設定の側面を明らかにすることである。この問題に取り組むにあたり、本発表では、目の前にいる顧客のパーソナリティを商品に「埋め込む」中で価格提示を行う、商人の試みに着目する。
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(124K)
インド・マハーラーシュトラ州におけるタマーシャー劇の現代的変容
民俗芸能から公共文化へ
飯田 玲子
セッションID: A-4
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.9.0
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本発表は、西インド・マハーラーシュトラ州の演劇芸能である、タマーシャーの現代的変容を捉えることにある。現在タマーシャーという芸能は、マハーラーシュトラの人々にとって、自己イメージを構築する重要な文化的メディアとしての役割を担いつつあり、公共的にその文化的・価値的な位置づけが問題となる「公共文化」へと変容しつつあることを発表によって示す。
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(121K)
道具的キリスト教
ネパールにおけるキリスト教について
丹羽 充
セッションID: A-5
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.10.0
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現在ネパールにおいてはキリスト教(プロテスタント)が急増している。しかしながら、現地人キリスト教徒たちは、往々にして非キリスト教徒によってカースト制度から離脱するため、何らかの利益を得るために「道具的」に「信じている」と批判される。さらに、宣教師たちもこうしいた現地人の道具的信念を批判することがしばしばある。本発表では、現地人キリスト教徒を巡る「道具主義」の語りの諸相について発表する。
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(14K)
セクト化された仏教実践
チベット仏教の一セクトを事例に
山本 達也
セッションID: A-6
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.11.0
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本発表は、現在、チベット難民社会において、カルトのごとく扱われ、非難されているセクトに着目するものである。亡命以前はごく普通に実践されていたこのセクトにおける信仰実践が、どのようにしてカルトのように扱われるようになったか、また、その信仰実践をカルトとみなす際に、そこで作用している言説はいかなるものであるかを分析する。
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(109K)
ヘルスツーリズムにみる「癒し」の商品化と消費化
観光資源としての伝統医療
松尾 瑞穂
セッションID: A-7
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.12.0
会議録・要旨集
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近年、「癒し」というものが現代社会を特徴づけるキーワードの一つとなっている。本発表では「癒される」ということが最大の目的かつ商品となるヘルスツーリズムが、従来の人類学的ツーリズム研究のなかでどのように位置づけられるのかを論じるものである。具体的には、インドの「伝統医療」アーユルヴェーダを取り上げ、ヘルスツーリズムとの関連でいかなる変容が見られるのかを明らかにする。
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(107K)
去勢した者たちの情交のあり方
インド北西部グジャラートのヒジュラの事例から
國弘 暁子
セッションID: A-8
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
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https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.13.0
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ペニスと睾丸を切除する去勢儀礼を通過したヒジュラは、女神の衣装であるサリーを身に纏い、現世放棄者のような立場にあるが、しかし、その性的な欲動を放棄することはない。密室の空間において、男性と共に、あるいは師弟間において、セクシャルな関係を結んでいる。「ホモセクシュアル」としては決して括ることのできないヒジュラの情交のあり方について発表する。
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(96K)
身体に根づいた声、紙の上の知識
モロッコ、シュルーフ社会における出産とオーラリティ
井家 晴子
セッションID: A-9
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
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https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.14.0
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本発表では、モロッコ中部に居住する先住民族シュルーフ(通称ベルベル)の人々を対象として、出産に関する日常の語りを分析することで、彼女たちの日常の語りに「生」のあり方がいかにあらわれているか、語りが身体にいかに根づいたものであるか見てゆく。声の世界に生きる彼女たちにとっては、「ハイリスク妊娠・出産」といった概念はあくまでも紙の上の知識であり、身体とは結びつかない知識なのである。
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(85K)
Fieldnet:フィールドワーカーをつなぐウェブサイト構築
フィールド情報の共有と超域的研究の可能性をめざす
椎野 若菜
セッションID: A-10
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.15.0
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東京外大AA研では、フィールドワーカーの知と知をつなぐウェブサイトfieldnetを立ち上げた。対象地域、分野を超えて研究者同士がつながり、世界の調査にまつわる地域・研究情報を発信し知の構築を行う装置である。分野が異なる研究者同士をつなぎ、超域的研究や共同研究を始めるきっかけを生むことをめざす。他分野からの知の刺激と連携による学問の活性化、また人類学がもはや避けられない開発との実質的な関係性の模索も期待される。
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(119K)
生態人類学と「障害の社会モデル」
亀井 伸孝
セッションID: A-11
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.16.0
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本報告は、それぞれ異なった背景と問題意識、研究の蓄積をもつ生態人類学と「障害の社会モデル」というふたつの領域が、共通した特徴をそなえていることに着目し、これらの理論的な接合を試みつつ、新しい人類学の手法の提言を行うことを目的とする。民族誌的研究が集団内の差異にいっそう向き合うために、特定のサブグループに焦点をあてたフィールドワークの手法を開発することが重要な課題であると論じる。
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(123K)
人類学とその環境とのバウンダリーワークをめぐって
―エスノグラフィの実務的応用を中心に―
伊藤 泰信
セッションID: A-12
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.17.0
会議録・要旨集
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本発表は、人類学と他の領域(環境)とのある種のバウンダリーワークをモニタリングする試みである。対象への実務的な介入が要請されること、企業において実務ツールとして「開発」されるエスノグラフィ、といった事態を、単なる逸話として終わらせずに、あるいは「由々しき事態」として忌避せずに、人類学という学を考えるのに資する(かもしれない)もの、人類学を拡張する(かもしれない)もの、として積極的に捉え直そうと思う。
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(90K)
フェアトレードという交換
ベリーズのカカオ生産者組合の事例から
鈴木 紀
セッションID: A-13
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.18.0
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フェアトレード(公正な貿易)は、市場交換を利用しつつ、通常の市場交換では実現できない生産者の支援を目指す貿易である。本報告はフェアトレードの交換様式モデルとして、1)市場交換+互恵、2)市場交換+再分配の2パターンを提示する。またこれらのモデルに基づいて中央アメリカ、ベリーズ国のトレド・カカオ生産者組合(TCGA)のフェアトレードの状況を分析し、今後の研究課題を展望する。
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(93K)
フィールド経験の仮想現実空間化
ツールとメソッド
益田 岳
セッションID: A-14
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.19.0
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将来のクラウド上汎用GISを用いた研究交流に備え、フィールドデータを3Dモデリングやネットワーク表現などで仮想空間上に再現し共有する技法を解説する。マウス操作で自由な視点から見たり歩き回ったり、ローカルからグローバルスケールまでシームレスに視点移動できるようになる。素材として、イスラーム学習と生活実践の共同体ポンドックを、修行者の遍歴空間とあわせ、操作可能な仮想空間として再現する。
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(227K)
A会場 (5月31日)
個人発表
村落と聖地の歴史的変遷
沖縄県北部X地区の事例から
吉田 佳世
セッションID: A-22
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.20.0
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本発表は、沖縄本島北部X地区を事例に、当該地域において祭祀の対象となっているウガンジュ(拝所)の種類や位置、そしてこれらの変化を見ながら、村落共同体の戦後以降の歴史的変遷を考察しようとするものである。戦後から現在にかけて生じた聖地の変化に関するいくつかの事例をとりあげ、歴史的・政治的文脈との関連で理解する。これらの考察を通して戦後から現在に至る沖縄の村落共同体の変遷と現代的様相を明らかにしたい。
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(87K)
外部者参加による伝統祭事の活性化
堂下 恵
セッションID: A-23
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.21.0
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本発表では、過疎化・高齢化によって存続の危機に瀕している伝統祭事の活性化について、石川県能登地方の「キリコ祭り」への外部者参加の取り組みをもとに、外部者参加が与える祭事への影響も含めて検討する。なお、事例は文化人類学を専門とする大学教員による地域貢献・実地教育活動の一環であるので、活動結果を文化人類学の立場からどう評価すべきかも合わせて検討する。
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(105K)
祭礼集団と内外の葛藤
―浅草寺本尊示現会と三社祭の変容から―
陳 珏勲
セッションID: A-24
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.22.0
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日本の都市祭礼には、様々な儀式、風流、見物を伴った「見せる/見られる」という特徴がある。「近世以前からの日本の伝統」を守りつづけていると言われる浅草の三社祭はその代表である。本発表の主な目的は、東京都台東区浅草地域の宗教と社会を中心にして浅草の人々の関係について考察を試みることにある。浅草寺と浅草神社に関係する宗教行事は数多いが、その代表は3月の浅草寺本尊示現会と5月の三社祭である。本発表は主として浅草寺本尊示現会と三社祭の関係を取り上げ、祭礼を担う団体の現状(特に平成18年から平成20年の3年間に起きた変化)を事例とし、分析を加える。
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(63K)
【分科会】 越境する宗教 ―宗教的「他者」はどのように「他者」でなくなるか―
〈趣旨説明〉 越境する宗教
宗教的「他者」はどのように「他者」でなくなるか
松岡 秀明
セッションID: A-25
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.23.0
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本分科会は、台湾蘭嶼島の先住民のキリスト教、アメリカ合衆国のアフリカに起源をもつオリシャ信仰、インドのヒンドゥー教がドミナントな地域での仏教、そしてブラジルにおける非日系人の日系新宗教がそれぞれどのように受容され変容を遂げているか、信者たちは自らの信仰をどのように正当化しているかを分析する。そのことによって、人は宗教的他者を、なぜそしてどのように内在化するのかという大きな問題を検討する場を提供する。
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(103K)
宗教間の「越境」と宗教実践の様式
現代北インドにおける「改宗仏教徒」の事例から
舟橋 健太
セッションID: A-26
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.24.0
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現代北インドにおいて、ヒンドゥー教から仏教へ改宗を行った「改宗仏教徒」(元「不可触民」)を対象として、かれらがいかに少数派である宗教を信仰・実践しつつ、「他者」との関係性を維持しているかについて、その生活実践および儀礼実践の様相から検討を行う。
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(79K)
台湾先住民タウ族のキリスト教
中生 勝美
セッションID: A-27
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.25.0
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蘭嶼島には、1948年からプロテスタントの宣教師が布教に訪れ、1954年にはカトリックの布教のため、スイス国籍神父が援助物資(メリケン粉・牛乳)の分配をしながら布教を始めた。多くの住民は、宣教師の話を聞いて、次々と洗礼を受け、現在では島にある5つの集落に、かならず複数の教会があり、住民の大半がクリスチャンになっている。キリスト教が伝わり、半世紀を経て、キリスト教の受容も変化をしている。今回の発表では、まったくキリスト教に触れたことのない人々が、どのような契機で洗礼を受けたのかという点に焦点を絞って報告したい。
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(95K)
アフリカ系アメリカ人の社会宗教運動にみる境界と越境
西アフリカの神々、オリシャを崇拝するコミュニティの実践から
小池 郁子
セッションID: A-28
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.26.0
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本発表の目的は、アフリカ系アメリカ人の社会宗教運動にみられる境界形成と越境文化について考察することである。とりわけ、彼らアフリカ系アメリカ人がアメリカ合衆国内において、「反白人・反キリスト教」主義を標榜するコミュニティ(境界)を形成しようと試みたことによって、越境的な文化があらたに築かれていることを検討する。
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(76K)
霊のヒエラルキー
ブラジル世界救世教の非日系信者の宗教的アイデンティティー
松岡 秀明
セッションID: A-29
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.27.0
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ブラジルで布教している日本の新宗教である世界救世教の非日系信者が、自らが信じる宗教をブラジルの諸宗教のなかでどのように位置づけているかを検討する。
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【分科会】 オーストラリア先住民研究 ―国家・伝統・コミュニティと切り結ぶ日常的実践―
〈趣旨説明〉 オーストラリア先住民研究
国家・伝統・コミュニティと切り結ぶ日常的実践
山内 由理子
セッションID: A-31
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.28.0
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本分科会では、人びとの日常生活における、国家の政治・経済的制度の再帰的状況に焦点を合わせた報告を行う。公共政策の影響下に現れる先住民の多様な社会・文化的行為を、当事者の日常的実践の場から照射することを通して、オーストラリアの国家政策によって撒播されている「先住民」概念の相対化を試みる。
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オーストラリア南東部先住民Yorta Yortaの土地権運動をめぐる多元的権威の所在
友永 雄吾
セッションID: A-32
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.29.0
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本発表は、オーストラリア南東部先住民における土地の権利獲得と承認のための運動実践について分析する。その現状を、環境管理のための権利を獲得しようとするYorta Yortaの運動実践に焦点を当て明らかにする。
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(6K)
先住権原時代の妖術的思考
「白人入植集中地域」のG集団における再編のメカニズム
大野 あきこ
セッションID: A-33
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.30.0
会議録・要旨集
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古来、オーストラリア先住民社会おいては、訓練で獲得した知識と呪物を用いて自覚的に危害を加える邪術概念が存在してきたが、G集団においては近年、「呪物が血縁に継承される」「望まずとも呪う能力は遺伝する」といった、遺伝的・生得的な妖術的思考への再編が生じている。この現象が、先住権原訴訟のプロセスにおいて醸成されていることに注目し、その政治・経済的背景を考察する。
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(133K)
「あの人は本当はアボリジニではない」
―シドニー南西部郊外のアボリジニにおけるアイデンティティにまつわるディスコースと社会関係―
山内 由理子
セッションID: A-34
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.31.0
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本発表においては、シドニー南西部郊外に居住するアボリジニ(オーストラリア先住民)のアイデンティティに関するディスコースをそのゴシップ(陰口)としてのあり方と共に、都市郊外という独特な状況における彼らの社会関係との関連で分析していきたい。
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多文化主義における「先住民文化」への都市アボリジニの対応
アデレードのガーナ文化学習の事例から
栗田 梨津子
セッションID: A-35
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.32.0
会議録・要旨集
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オーストラリア多文化主義政策の下では、辺境地域の先住民の文化をモデルにした「先住民文化」が賞賛され、アボリジニ学習という形で教授されている。本発表では、アデレード北西部郊外の先住民文化教育機関におけるガーナ文化学習の事例を通して、都市のアボリジニによる「先住民文化」と地域集団独自の文化のズレへの対応に着目し、多文化主義の時代における彼らなりの主体的な主流社会への適応のあり方について考察する。
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オーストラリア先住民への「介入」政策
飯嶋 秀治
セッションID: A-36
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.33.0
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オーストラリア政府が2007年より開始した、ノーザン・テリトリーの先住民問題への「介入」政策について、その導入前後におけるアリス・スプリングスの先住民諸機関の動きと、一先住民家族の日常実践から、その影響を考える。
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B会場 (5月30日)
個人発表
現代ペルーにおける住民主導の遺跡保護
ペルー北部山地の2つの地区の比較から
山本 睦
セッションID: B-1
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.34.0
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本発表の目的は、ペルー北部山地に位置する二つの地区の事例を通じて、地域住民主導の遺跡保護のあり方を提示することである。事例の比較検討の結果、遺跡保護を進めるうえで、地域の文化団体が果たす役割の重要性が明らかとなった。この団体の活動は、地域住民の考古学的知見、および関心を高め、地域住民主導の遺跡保護を導き、開発にともなう遺跡破壊を防ぐ一つの解決策ともなっている。
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先史アンデスにおける国家形成と儀礼
ワリのD字形建築をめぐって
土井 正樹
セッションID: B-2
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.35.0
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紀元後6世紀頃に、ペルー中央高地南部において生じた国家形成が生じた。儀礼の場であると考えられているD字形建築での活動、およびD字形建築の発生と広まりに注目することにより、国家形成と儀礼との関係について論じる。
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アンデス文明形成期における神殿と人間活動
鶴見 英成
セッションID: B-3
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.36.0
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アンデス文明形成期(紀元前約2500~50年)の神殿建築は祭祀の場であるとともに、それを築き支えた集団が付近に居住し、多様な活動を展開した場でもある。ペルー北部のアマカス複合遺跡は、神殿の閉鎖と新設が繰り返された結果として、多数の神殿が近接・密集している特異な事例である。その調査成果をもとに、神殿をめぐる人間活動の諸相を明らかにしつつ、それらの活動が神殿建設の過程といかに関わっていたかを示す。
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【分科会】 もの、動き、アッサンブラージュ ―人間中心主義を超えて―
〈趣旨説明〉 もの、動き、アッサンブラージュ
人間中心主義を超えて
内山田 康
セッションID: B-4
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.37.0
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「もの、動き、アッサンブラージュ」というテーマの中心に、動きがあり、その前にはものが、その後にはアッサンブラージュが配置されている。ひとは、ものの中に、動きの中に、アッサンブラージュの中に分配されている。計画や意図ではなく、動き、スピード、強度、無意識が、感覚が重要な仕事をするだろう。民族誌的なケースを通して、人間中心主義的な接近方法では捉えきれない存在の生命的な過程を記述する人類学を試みる。
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儀礼的な逸脱?創造的な進化?
内山田 康
セッションID: B-5
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.38.0
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意識が無意識や狂気をコントロールできないのと同じように、ダルマ(法)がコントロールできない部分が思いがけない飛躍を起こすのではないか。これを起こしている主体は何か?それはどのような性格のものなのか?非倫理的な生命力は、人びとが思い描くのとは質的に異なるアッサンブラージュを作っているのではないか?予測不可能で脱人間中心主義的な生成の性格を民族誌的に記述することを試みる。
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身体と「モノ」の詩の風景
山口 恵里子
セッションID: B-6
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.39.0
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英国の現代作家リチャード・ロングは、歩くことによって作品を生み出してきた。石や木によるサークルや線の彫刻は彼が歩いた跡でもあり、実践的な作品でありつつ、目に見えない運動や時間を含んだ暗示的で詩的なものでもある。またその作品は一時的なものでもある。それは、歩く身体がロングの作品を生み出したように、作品もまた可傷的であり非永続的であるからだ。ロングが「モノ」と身体によって現す風景は、実践、詩的なるもの、抽象的なフォルムが接する場である。この風景からみえてくる人類学の営みを追ってみたい。
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ずれる、遅れる農作業
秋山 晶子
セッションID: B-7
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.40.0
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自然現象、ひと、もの、動植物などのテンポが不調和を起すととき、農作業は遅れる。今回の発表では、有機農業の普及と農業の機械化、換金作物への転換が同時並行で進むケーララの農村で、農民が嘆く「遅れ」に焦点を当て、循環型農業におけるひと、もの、動植物などが織りなすリズムを考察する。何と何が介在して遅れを作りだすのか、そもそも遅れの基準点は何か、そして、どのようにして帳尻があうのか、あわないのか。人間と非人間の間のリズムとそのダイナミズムを考える話題を提供したい。
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バリ島の仮面制作におけるモノと人
吉田 ゆか子
セッションID: B-8
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.41.0
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バリの仮面の制作には、さまざまな人、モノが関わっている。芸術作品を動的に働く行為体(agent)と位置づけるアルフレッド・ジェルの視点を参照しながら、モノと人が相互に交渉しつつ、仮面というモノが作り出される過程を考察する。仮面の制作およびそれに伴う儀礼のプロセスで、人びとが意図せざる出来事が起きるという点にも注目し、人間中心主義的な視点からはとらえられない、モノと人が相互に働きかけるダイナミックなプロセスとしての仮面制作の側面について論じたい。
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過剰な感覚が呼び覚ますもの
風間 計博
セッションID: B-9
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.42.0
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中部太平洋・キリバス南部環礁における饗宴を事例として、過剰な感覚がもたらす感覚的事象のあり方を解釈する。踊りや共食を含む饗宴は、味や音、匂いといった感覚への刺激に満ち溢れている。感覚の過剰は、近代における理性的存在が隠蔽してきたものを、再現前化させる。日常的には忘却され、意識下に閉じ込められているのは、過去の残存である。過剰な感覚と緊張感の中で、キリバスの饗宴の踊り手は、キリスト教の文脈において抑圧されてきた精霊・祖霊の存在を、リアリティをもって体験するのである。
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【分科会】 ミステリーの人類学
〈趣旨説明〉 ミステリーの人類学
東 賢太朗
セッションID: B-10
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
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https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.43.0
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本分科会では、人類学(者)がフィールドで出会う謎と秘密、不思議と驚き、すなわち「ミステリー」の魅力と可能性について議論を展開する。具体的には、人類学とフィクション(ミステリー、ファンタジー、SF)との関係、フィールドワークのプロセスにおけるフィクションとリアリティ、そして調査対象自体に内在するミステリーといった問題系に着目する。
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リアルな謎のリアリティ
ミステリーの人類学のための試論
東 賢太朗
セッションID: B-11
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.44.0
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人類学のフィールドにおいて、「わかる」ための努力がなされる一方で、「わからない」ことが必ず残されていく。そのような解き明かされない「謎」の持つリアリティについて、本発表では考察する。フィクションの諸ジャンルでは、非現実や非日常の要素がリアリティの表現として効果的に用いられるのに対し、人類学には民族誌のもつ虚構性に対する批判が向けられる。両ジャンルの並置と比較から議論を展開したい。
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人間は弱い、だから面白い
片岡 樹
セッションID: B-12
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.45.0
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本報告は、フィールドの人々を「合理的精神の持ち主」あるいは「したたかな抵抗者」と祭り上げることからこぼれてくるフィールドのリアリティーをいかにしてすくいあげるかについて、タイ山地民ラフの事例から考察する。そこでは、人間の弱さそのものをいかに主題化しうるかを考察の軸に据える。ここで考えたいのは、非英雄的といってよい人々の行動原則や、「未知なもの」可能性を留保しようとする人々の宗教的・呪術的観念である。
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技芸としての占い
インドの占い師の事例より
岩谷 彩子
セッションID: B-13
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.46.0
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占いは、予測不能な人間の生の謎に対して、日常的な秩序を越えた「他なるもの」を設定し、それまで生に与えられていた意味をいったん宙吊りにさせて新たに語りなおす技芸である。そこでは相談者の人生の別の意味が、物品と語りを用いて編みなおされていく。本報告では、インドの占い師と相談者との具体的な交渉の場を事例とし、生の謎解きとしての側面が合理的、あるいは倫理的な次元を超越する点について考察する。
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アヴァンチュール・ミステリウーズ
公然の秘密、フィクション、再び公然の秘密
神谷 良法
セッションID: B-14
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.47.0
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近年、サハラ以南アフリカ諸国において、オカルト言説の流通に大きな役割を果たしているのが、マス・メディアである。調査地では、ラジオ番組で流れたオカルト言説がいつの間にか自らの経験あるいは身近なところで起こったことの伝聞であるかのように語られることがある。本発表ではこのような現象の解明のための第一歩として、ラジオ番組で流される言説を主たる材料として分析をおこなう。
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B会場 (5月31日)
個人発表
〈発表辞退〉 アイヌの祖霊祭祀の変容
1986-2006
百瀬 響
セッションID: B-22
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.48.0
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アイヌの祖霊祭祀の変容:1986-2006 北海道教育大学札幌校 百瀬 響 1986年、旭川近文で行われたA家の祖霊祭祀では、同儀礼の参加者の約半数が中途で帰る事態となった。その理由は、近文のアイヌ社会を構成している成員から、同儀礼の様式が「アイヌの儀礼に正しくのっとっているか否か」が問われたためである。これ以降、1991年には祖霊祭祀に関する悉皆調査を試み、2006年、この調査内容を教えて欲しいとの要請を受けて、発表者による調査内容の還元を行う機会を得た。本発表では、2006年に行われた儀礼を中心に、現在旭川近文で行われている祖霊祭祀の実態を発表する。
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北海道の学校における「アイヌ教育」の変遷
札幌市教育委員会作成の教職員用手引きを中心に
品田 早苗
セッションID: B-23
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.49.0
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札幌市教育委員会では、1980年から2008年までに「アイヌ教育」の教職員用手引きを6冊作成している。本発表では、その手引きを調査資料として、作成理由、目的、教育方針、注意点、指導法などについて分析する。その結果をもとに、札幌市教育委員会の「アイヌ教育」に関する方針やアイヌに対するイメージの変化について考察する。
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対話と抵抗
首都圏に生きるアイヌ民族のライフストーリーから
関口 由彦
セッションID: B-24
発行日: 2009年
公開日: 2009/05/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2009.0.50.0
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本発表では、首都圏に生きるアイヌ民族のライフストーリーをもとにして、文化・社会運動の場における固定的なアイデンティティと日常生活の場における柔軟なアイデンティティの双方を往復する人びとのしなやかな生そのものにアプローチする〈対話〉という実践を提唱したい。その〈対話〉の実践は、他者による自らの生の完結を拒絶する彼(女)らの日常的な抵抗のあり方を学ぶことにつながるだろう。
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