日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第43回研究大会
セッションID: A-27
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【分科会】 越境する宗教 ―宗教的「他者」はどのように「他者」でなくなるか―
台湾先住民タウ族のキリスト教
中生 勝美
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抄録

蘭嶼島には、1948年からプロテスタントの宣教師が布教に訪れ、1954年にはカトリックの布教のため、スイス国籍神父が援助物資(メリケン粉・牛乳)の分配をしながら布教を始めた。多くの住民は、宣教師の話を聞いて、次々と洗礼を受け、現在では島にある5つの集落に、かならず複数の教会があり、住民の大半がクリスチャンになっている。キリスト教が伝わり、半世紀を経て、キリスト教の受容も変化をしている。今回の発表では、まったくキリスト教に触れたことのない人々が、どのような契機で洗礼を受けたのかという点に焦点を絞って報告したい。

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