日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第43回研究大会
セッションID: B-33
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【分科会】 ポスト石油時代に向けた「なりわい」研究
スワヒリ海村キルワ島のマングローブ内海地域社会
中村 亮
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抄録
スワヒリ海村キルワ島(タンザニア南部)の漁撈を中心とした「なりわい」型海村生活は,マングローブ内海を舞台として,さらにマングローブ内海のローカル・ネットワークを通じて,キルワ沿岸地域が結びつくことによって成立している。自給自足的な「なりわい」の生業形態は,それだけにとどまると脆弱なものであるが,周辺地域と結びつくことによってその脆弱性は相互補完のうちに克服される。
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