日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第44回研究大会
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当事者の声と宮本常一
―他者の語りと自己の語りのはざまで―
川森 博司
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p. 8

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抄録
日本民俗学の成果をネイティヴ人類学という回路を通して普遍化(脱土着化)する作業の一環として、宮本常一の地域開発に関する実践と言説を取り上げ、その当事者の声に迫ろうとする方法の可能性を検討する。特に「有機的知識人」の役割と「共同作業的民族誌」の作成の議論に結びつけて、「当事者による自己の語り」を「当事者の声」として表現する方法の有効性と限界について、考察を進める。
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