主催: 日本文化人類学会
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学)博士課程
p. 85
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非単系的親族組織の下での居住地や集団帰属の柔軟性・流動性が指摘されてきたメラネシア地域の研究史において、移住という問題は独自の位置を占めてきた。本報告では、人工島と呼ばれる特徴的な居住形態をもち、今日の社会動態を潜在的・顕在的ないくつもの意味での移住者として生きているソロモン諸島マライタ島北部の「海の民」ラウを事例に、メラネシアにおける過去・現在の移住の問題を検討する。
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