日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第44回研究大会
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「修復的司法論」とそれぞれの社会の犯罪解決のあり方
法学から人類学への問いかけ
河村 有教
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p. 97

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抄録

人類学におけるそれぞれの社会の犯罪という現象及び犯罪解決のあり方に関する研究は、その社会の文脈で語られるにとどまり、法学で議論されている「修復的司法論」との関係がはっきりしない。法学者が語る修復的司法の意義を人類学者はどのように考えるのか。それは、ADRについて人類学者がどのように考えるのかという問いにも重なる。修復的司法とそれぞれの社会における犯罪解決のあり方との関係(「オルタナティブ」)についてどのように考えるのか法学の立場から検討する。

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