日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第45回研究大会
セッションID: SE1
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代表者 杉山 祐子
「動き」が在来知を生成する
状況論的アプローチによる記述の試み
曽我 亨
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抄録

青森県弘前市をながれる岩木川では、毎年春に、シゲタ漁と呼ばれる伝統漁がおこなわれている。これはシゲタと呼ばれる人工の産卵床にウグイをおびき寄せ、投網で獲る漁である。本発表では、シゲタ漁にみられる川漁師の在来知を、「リスト化」する従来のやりかたではなく、状況論的手法で記述する。また、この手法を導入することで、漁師達が仲間の身体・場所・道具・自然などの動きに応答していることを明らかにする。

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