日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第45回研究大会
セッションID: Q24
会議情報

12日午前の部 Q会場
「真正な行為」としての慣習的行為
ニューカレドニアにみる慣習的口頭協議記録の法制化からの一考察
江戸 淳子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

ニューカレドニアでは、フランスとのヌメア合意で先住民メラネシア人カナクの慣習的権利が公的に認められ、その法的保護の一環として慣習的口頭協議(palabre coutumier)記録に関する「慣習的行為に関する法」が2007年成立した。発表では、本法における「真正な行為」としての慣習的行為との関係において、問題点を探りながら、口承社会における慣習が現代的文脈において、如何に慣習法として取り込まれ、成立していくかを考察する。

著者関連情報
© 著作権は各著者に帰属します。
前の記事 次の記事
feedback
Top