著者所属:日本学術振興会/京都大学地域研究統合情報センター
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本発表は、中国のチベット社会におけるボン教の再構築を事例に、そこで指導的役割を果たす高僧がどのような資質を背景に人びとに受け入れられるのかを考察し、宗教指導者の役割と地域社会の再編の連関を明らかにする。1950年代以降の混乱期における僧院の継承の「正統」の断絶を受け、改革開放後の社会経済的変容の中でいかに「後継者」の地位が確立されたのかを、国外のボン教徒との連携や漢族社会との接触を踏まえて明らかにする。
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