日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第47回研究大会
セッションID: PFb5
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代表者:木村周平(筑波大学)
津波被災者が手探りする、新たな〈共有〉のかたち
散在する遠さと潜在する近さの間で
丹羽 朋子
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抄録
東日本大震災の復興計画が掲げる「住民主体のまちづくり」や「持続可能性」等の標語は、避難所や仮設暮らし=「共に住まうこと」を経験した被災住民たちの生の営みにおいていかに翻訳され得るのか、そこにどのような工夫や課題、可能性が見出せるのか。この問題を端緒に本発表は、津波被災地で見た新たな〈共有〉のかたちを、震災後に既存の所有のあり方が揺らぐ3つの場所をめぐる被災者たちの経験を手がかりに論じていく。
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