主催: 日本文化人類学会
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
p. E09-
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ルワンダでは1990年代に紛争と虐殺を経験した。凄惨な個人的経験と、「歴史」という集団的記憶表象との狭間にあって、沈黙し、静かに口を閉ざす人びとは、いかにともに生きるのか。紛争後に創出される二分的な社会カテゴリーの範疇からこぼれ落ちてしまう人びとに着目して、共住や共食といった個人の身体と集団の形成にかかわる日常実践のなかで、彼らが構築する親密な関係性と、他者の困難への応答能力の可能性について検討する。
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